| 【2.3】「特別な状態を有する患者に対するモルヒネ投与の注意」 | ||
| 【2.3.1】「腎障害患者に対するモルヒネ投与の注意」 | ||
#1 |
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| 【2.3.2】「肝機能障害患者に対するモルヒネ投与の注意」 | ||
| #1 【2.3.2】:1 肝障害患者ヘモルヒネを投与する場合には、消失半減期が延長するため、患者の状態に注意して投与するよう指示されているが、投与法に関する具体的な指標は記載されていない。肝機能が低下している場合、血漿中からのモルヒネ消失率が低下し、経口投与では生物学的利用能が上昇する。すなわち、血漿中モルヒネ濃度が保たれるため、少量で強い効果が現れることになる。また、モルヒネの代謝が低下し、半減期が延長するため、効果持続時間が延長するとともに、反復投与により蓄積し、副作用が出現しやすくなる可能性がある。 ,「モルヒネによるがん疼痛緩和」改訂版(2001),,,138 【2.3.2】:2 重症の肝不全ではモルヒネの代謝の影響があるが中等度の肝不全では影響がみられない。 ,末期癌患者の診療マニュアル第2版(1991),,197 【2.3.2】:3 肝機能障害によってモルヒネの副作用が助長される可能性がある。症状は、嘔気、眠気、混乱、かゆみがある。また、高アンモニア血症の状態で肝性昏睡に移行しつつあるときは、高率に混乱が出現する。痛みを感じていなければモルヒネを減量するが、痛みがある場合はセレネースの併用や時にはドルミカムによる鎮静も必要になる。 ,ターミナルケア(1995),7,1,6 |
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| 【2.3.3】「甲状腺機能障害患者に対するモルヒネ投与の注意」 | ||
モルヒネは甲状腺機能低下状態では代謝が低下して中毒を生じやすい。 ,臨床と薬物治療(1994),13,7,13 |
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| 【2.3.4】「妊婦に対するモルヒネ投与の注意」 | ||
| #1 薬物の催奇形性に関しては、各薬剤の危険度とともに服用時期を考慮することが最も重要である。服用時期については、形態的異常の発現率の高い絶対過敏期と胎児毒性が問題となる絶対過敏期以降の2つの時期に分けて検討する必要がある。疼痛目的で絶対過敏期にモルヒネを使用した症例は検索できなかったが、麻薬中毒患者の場合は先天的奇形による死亡、鼠径ヘルニア、1年間にもわたる両眼の水平眼振などの報告がなされている。 一方、形態的異常の発現率が低いとされる絶対過敏期以降の妊婦に対して疼痛目的で使用する場合は、モルヒネを躊躇することなく使用することで疼痛コントロールを行い、分娩時期をできるだけ正常な時期にまで延長させることが1つの方法であると思われる。ただし、高用量のモルヒネが必要である場合は、胎児毒性を増大させる危険性があるため、最小用量で期待する鎮痛効果が得られる硬膜外投与やくも膜下投与に投与方法を変更することが望ましいと考えられる。 ,「モルヒネによるがん疼痛緩和」改訂版(2001),,,287 |
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| 【2.3.5】「高齢者に対するモルヒネ投与の注意」 | ||
| #1 高齢患者の安全なモルヒネ初回投与量は、通常成人投与量の50%ぐらいから始める。高齢者の薬剤に対する反応をオピオイド系鎮痛薬でみていくが、初回はかなり低投与量から始めることが多い。それから増量する場合も、ふつう成人よりはゆっくり増やすようにする。とくに高齢患者は薬剤の作用時間が長くなるため、投与間隔を普通よりも長くしてもよい場合が高齢患者には多い。このことに関する研究がいろいろ行われているが、高齢者は代謝速度がゆっくりしているため投与回数の方が、1回の投与量よりも大きな影響を与えるということが分かる。すなわちあまり頻繁に投与しすぎないように注意をすることの方が、1回の投与量が多すぎるということより大切だと思われる。モルヒネ水薬の場合、効果持続時間が、ふつうは4時間と言われているが、75歳では6時間に延びる。 ,ホスピスケアのデザインPART2 疼痛と告知(1993),,,98 |
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| 【2.3.6】「小児患者における鎮痛薬物療法」 | ||
| 小児においては、疼痛原因以外に代謝の面からも、鎮痛薬の必要量の個人差が大きい。1歳以下の乳幼児では血液脳関門が未発達であることから、鎮痛薬、特にモルヒネの呼吸抑制のような副作用が多く発現するとされているが、それ以上の年齢では体重あたりの必要投与量がむしろ成人より多いこともある。 ,今月の治療(1996),4,4,28 |
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