【4.12】「モルヒネの副作用としての口内乾燥」
  【4.12】:1
 口内乾燥は、多い報告では約半数にみられるとされる。この場合には、水分摂取を促したり、氷片やアメをなめたり、うがいの励行や、リップクリームの塗布など局所的対処療法を行う。
,臨床と薬物治療(1990),,58,48

 
【4.12】:2
 モルヒネによる口渇への対処法
 生のパイナップルは蛋白分解酵素を含んでいるので小さく切って飴のようになめると口腔内正常化に役立つ。グリセリン溶液は乾燥するとかえって口渇を増すため不適当。唾液の分泌を促す薬としてピロカルピンが知られている。これは放射線照射などで唾液腺そのものが障害を受けた例でも効果があり、口渇を訴える約半数の患者がこれによって改善するといわれている。5〜10mg、3回/日より開始し、必要に応じて1回10mgまで増量できるとされている。気管支喘息、COPDの患者には禁忌である。
,ターミナルケア(1995),7,1,35

(注:現在、ピロカルピンの類似薬として、サリグレンがシェーグレン症候群に対する口渇に適応をとっている)

【4.12】:3
 モルヒネの口内乾燥にたいする対処法としては、チューインガムを噛ませたり、酸味のキャンディをなめさせたり、サリベートを使うなどの方法がある。
,末期癌患者の診療マニュアル第2版(1991),,43

#1
【4.12】:4
 モルヒネの副作用としての口渇に漢方薬の白虎加人参湯が有効であるという報告や、キシリトールには唾液分泌促進効果があり、タブレットや含漱液が有効であるという報告がある。
,わかるできるがんの症状マネジメントU(2001),,,67
   
 

 

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