| 【4.13】「モルヒネの副作用としてのミオクローヌス」 | |
| #1 【4.13】:1 中枢神経症状(眠気・混乱・ミオクローヌス・呼吸抑制)は投与量が急激に増えた場合や絶対量が多い場合(数100 mg以上)にみられることが多い。モルヒネの開始や増量後、しばらくしてこれらの症状がみられた場合は、モルヒネ以外の原因がある場合も多い。 ミオクローヌスはモルヒネの血中濃度が高く、抗鬱薬、向精神薬、制吐剤、 NSAIDsなどの薬剤を併用している患者にみられる。症状が増強する場合、可能であればこれらの薬剤を変更する。薬剤の変更が困難な場合、薬物療法を検討する。ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム、ニトラゼパム、ミダゾラム)や抗けいれん薬(クロナゼパム、バルプロ酸)のほか、末梢作用型の筋弛緩薬(ダントロレン)も有効であると報告されている。 ,わかるできるがんの症状マネジメントU(2001),,,68 【4.13】:2 ミオクローヌスは手足のピクッとする運動のことで、モルヒネの大量投与で起きやすいとされているが、少量でも出現する患者はいる。ランドセンの就寝前投与でほとんどの患者の発作は軽快する。 ,がんの痛みを癒す(1996),,,81 #1 【4.13】:3 ミオクローヌスが認められた場合、心配するものではないことを保証することが重要であるが、苦痛を生じるようであれば、早期に対策を講じる必要がある。 ,「モルヒネによるがん疼痛緩和」改訂版(2001),,,279 【4.13】:4 ミオクローヌス(痙攣性不随意運動)は長期にわたる高濃度モルヒネ投与時の副作用として知られている。主に就寝中に発生し、それによって時に患者が目覚めてしまう。フェンタネストなどに変更することで収まる場合が多い。ランドセンの使用はまだ限られた報告しかない。就寝前0.25〜2mg経口あるいは出来るだけ緩徐な静注はほぼ安全と思われる。ジアゼパム坐剤【適応外】10〜20mg就寝前、ミダゾラム【適応外】、5mg皮下注ののち10mg/日持続皮下注などもある程度有効。筋弛緩剤や、抗痙攣薬はあまり有効でない。 ,ターミナルケア(1995),7,1,33 #1 【4.13】:5 モルヒネの副作用としてのミオクローヌスには一般的には、ランドセンの投与で対処するが、眠気を生じることがある。ダントリウムを用いて眠気を生じることなく、ミオクローヌスに対処し得た例も報告されている。 ,Evidence-Based Medicineに則ったがん疼痛治療ガイドライン(2000),,,75 |
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