【5.9】「スタドール」
  【5.9】:1
 スタドール持続注入法
 これらの薬剤には有効限界があること、そしてモルヒネへの変更時に精神障害が出現したり、鎮痛効果が不安定になったりすることがあるため、適応が限定される。適応として使用期間が限定されるような場合(手術や放射線療法で痛みの軽減が期待できる場合のつなぎ)や、副作用のためモルヒネの使用を断念せざるを得ないような場合などである。
,がん患者の痛みの治療(1994),,,70

 
【5.9】:2
 レペタン、スタドール持続注入法における両剤の使い分けは、鎮痛作用と吐き気で決めている。催吐作用はレペタンが強く、鎮静作用はスタドールが強い。
,がん患者の痛みの治療(1994),,,71

 
【5.9】:3
 癌性疼痛におけるレペタン、スタドールの経口投与法
 どちらも経口剤がないため、注射薬1Aにワインと水を加えて経口投与している。2剤とも内服ではリン酸コデインとほぼ同程度の鎮痛力と考えられている。2剤を比較すると、レペタンは鎮痛効果も大きいが副作用も強く、スタドールは副作用も少ないが、鎮痛効果はレペタンには劣ると思われる。長期連用の場合に耐性や依存性の発生はスタドールの方が少ない傾向が見られた。
,痛みの薬物療法(1990),,,203

 
【5.9】:4
 スタドールはペンタゾシンと作用は似ていて、天井効果もあるが、効果持続時間が長い(半減期6時間)、精神作用が少ない、組織障害性が少ないなど、ペンタゾシンより好ましい点がある。ただ、呼吸抑制はより強い。
,治療(1995),77,3,170
   
 

 

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