【7.1】「終末期における鎮痛療法を始める前のチェック項目」
  【7.1】:1
 各科の依頼により、癌終末期における疼痛緩和療法を行うにあたっては、まず、担当医、看護師と会って話を聞き、カルテの記載を丹念に読み以下のような事柄について情報を集めることから始める。
(1)これまでの病歴
(2)癌終末期であることの確認
(3)現在の身体症状
(4)現在の精神症状
(5)食事摂取の可否
(6)夜間の睡眠の可否
(7)病名の説明の問題
(8)社会的な悩み
(9)家族関係
(10)他の患者や医療スタッフと感情のもつれなどで険悪になっていないか
 次いで患者を訪問するが、最初の訪問は担当医、看護師と同道し、紹介をしてもらう。
,がん終末期の症状コントロール(1995),,,27

#1
【7.1】:2
 症状の性状や強さを診断するときにいつも行うべき質問。
(1)症状が患者の日常生活にどんな影響を与えているか。
(2)症状が身体的機能状況や移動動作にどんな影響を与えているか。
(3)症状を軽減させる因子は何か。例えば、特定の体位、動作、食べ物、薬など。
(4)症状を悪化させる因子は何か。
(5)症状がどんなときに悪化するのか。例えば、昼間か、夜間か。
,終末期の諸症状からの解放(2000),,,4

 
【7.1】:3
 緩和医療の目的
 ターミナル前期における緩和医療はあくまで時間的延命を目標とするのではなく、症状の緩和を目的として行うべきである。たとえば貧血のために全身倦怠感が強いときに、輸血によって改善されることがそれに相当する。輸血は全身状態が比較的よい時に実施すると有効なことが多いが、全身衰弱が進み生命予後が短くなってきた時には心臓に負担をかけ、また無効なことが多いので実施しない方がよい。
,緩和医療学(1997),,,89
   
 

 

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