【7.31】「脊髄圧迫」
  #1
【7.31】:1
 骨転移が生じる可能性の高い癌患者で、背部痛や下肢の異常感覚が生じた場合には、病院に早く連絡するように注意・教育をしておく。患者が歩行可能な段階で治療が開始できれば、治療後に歩行を維持できる可能性が70%ある。麻痺が進行してしまった段階で治療を行った場合に、歩行が可能になる患者は5%にすぎないからである。上記の訴えがあれば、担当医は脊髄圧迫を第一に疑い、緊急に診断を進める必要がある。
 麻痺症状の進行が早い場合には、担当医は検査結果を待たずにデキサメタゾン16mgを点滴静注し、放射線冶療医、整形外科医と治療方法を検討する。一般的には放射線治療は整形外科的手術と同様の結果が得られるため、手術適応が明らかでない場合、照射を直ちに開始する。外科的減圧術の適応となるのは、病理組織診断がついておらず、生検が必要な場合、照射施行後に麻痺が進行する場合、椎体の破壊された骨自体が後方に突出し、脊髄を圧迫している場合、頸髄病変の場合である。
,ターミナルケア(2001),11,6,422

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【7.31】:2
 脊髄圧迫が起こりかかっているときには、放射線治療専門医、整形外科医、脳神経外科医に相談すべきであるが、その前に、デカドロンやリンデロンを1日16mgを分割投与しておく。これらの薬剤の投与は脊髄圧迫の初期の緊急処置として有用性が証明され、この投与によって診断に必要な時間が少し余分にとれることになる。
,緩和ケア実践マニュアル(1996),,,32

#1
【7.31】:3
 骨転移は時に神経や脊髄圧迫を伴い、難治性の刺すよう痛みを惹起する。このような場合はプレドニン30〜60mg/日、テグレトール200mg就寝前を併用する。
,誰でもできる緩和医療(1999),,,27
   
 

 

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